とある町の古書店の店主(内村光良)とアルバイトの琴音(高山一実)が手にしたのは、芸人が本の世界に転生し物語が進む不思議な本だった。その物語の舞台は絶海の孤島「鶴笑島」。何も知らされぬまま、この島に転生させられたカンニング竹山や三四郎・小宮といった芸人たちは、島の青年タンジ(勝地涼)に4日後に行われる結婚式を笑いで盛り上げて欲しいと頼まれる。だがこの島、簡単に笑いが取れる島ではなかった。そこには島の悲劇の歴史があった。 プロとして様々な笑いの無茶ぶりをされ、万が一にでもスベった場合には、警備隊によって処刑される! そんな恐ろしき島に舞い降りた芸人たちの運命は? そしてこの島が抱える闇とは一体何なのか? 芸人のアドリブ力×人気作家が描くストーリー! 記念すべき第1話を担当したのは『東京タラレバ娘』『海月姫』などでお馴染み、人気漫画家、東村アキコ。
ある日突然、見知らぬ島に転生され、村で行われる4日後の結婚式を笑いで盛り上げるという使命を受けた芸人たち。島生活2日目の朝は、強烈なゲテモノ料理試食の無茶ぶりで幕開け。狩野英孝やバイきんぐ西村たち芸人は、新郎シン(福山翔大)にしっかりリアクション芸をチェックされ、また、心を閉ざした島民の心を、ものボケの笑いで開かせるという無茶ぶりもされる!そして芸人否定派の島の有力者ジョルダ(勝村政信)からはめちゃくちゃ痛い洗礼が待っていた! 様々な無茶ぶりに奮闘するうちに芸人たちは島の過去を知る手掛かりをつかみかけるのだが…。芸人たちの前に島に残る笑いの遺物「ワタフル」が立ちはだかる!ワタフルとは一体何なのか!? 芸人のアドリブ力×人気作家が描くストーリー! 第2話を担当するのは『金田一少年の事件簿』『探偵学園Q』など数々の人気作品を世に生み出したクリエイター樹林伸。
芸人たちの島生活3日目。この日島は突然の隣国からの襲撃を受け、新婦マヤ(山下リオ)がさらわれてしまう。芸人たちはバラエティで鍛えた精神と行動力で隣国兵士たちの手痛い攻撃に身体を張って応戦、マヤ救出に向かう!隣国の隊長カスミ(横山めぐみ)はこの島の過去を知っているというが…。島を襲撃した目的は一体何なのか?遂に笑いを失った島の悲劇の歴史が明らかになる! そして芸人たちは、隣国の精鋭芸人とのお笑いバトルへ!島に来て様々な無茶ぶりを乗り越えてきた芸人たちが、ここに来てど真ん中のお笑い対決に駆り出される!爆笑か?泥仕合か?新たに転生されたウド鈴木(キャイ〜ン)、バービー(フォーリンラブ)が嵐を呼ぶ中、怒涛のギャグ合戦が始まる! 芸人のアドリブ力×人気作家が描くストーリー! 第3話を担当するのは直木賞作家、今村翔吾。
すっかり芸人が奮闘する不思議な本の魅力にはまった古書店の店主(内村光良)は、次の章のタイトルに興奮してバイトの琴音(高山一実)がいない隙に独りで先を読み始める。そのタイトルは「性」。そしてなんと「R18成人向け」 。 島で一体何が始まるのか…。村長のポルロ(伊武雅刀)は、とある薄暗い部屋に芸人たちを呼び、「私は性欲が強い」と衝撃の告白をする。結婚式に芸人を出席させてもよいのか…、芸人の実力を見極めるために、「香ばしい話」という名の性欲を満たしてくれるトークを芸人に求めるのだった。ポルロの衝撃告白と無茶ぶりに戸惑う芸人たち。そこへ新たな女芸人友近がやって来て十八番の妖艶トークを披露!村長が夜な夜な楽しむ秘密の社交場も開かれ、大事な結婚式前夜になぜか芸人たちもその煌びやかな世界に溺れて行く! 芸人のアドリブ力×人気作家が描くストーリー! 第4話を担当するのはリリー・フランキー。
遂に迎えたシン(福山翔大)とマヤ(山下リオ)の結婚式当日。バレないよう変装して会場にもぐりこんでいた芸人たちは、ジョルダ(勝村政信)や警備隊が会場を離れた隙にステージへ。いよいよ結婚式を盛り上げるための余興が始まろうとしていた。ここまで幾多の無茶ぶりを乗り越えて来た芸人たちは、果たして最終目標である島に笑いを取り戻すことができるのか!? 一方、島流しの刑を受けていたタンジ(勝地涼)の父タンゴ(村松利史)も25年ぶりに島民の前に姿を見せる。このタイミングで現れたタンゴの狙いとは一体何なのか? 古書店の店主(内村光良)を虜にさせた不思議な本の物語もいよいよクライマックス! 芸人のアドリブ力×人気作家が描くストーリー! 第5話を担当するのは直木賞作家、石田衣良。
結婚式での使命を果たし、島に笑いをもたらし英雄となった芸人たち。悪しき慣習も無くなり島民たちは新たな一歩を踏み出そうとしていた。しかしそれも束の間、なんとワタリ(マギー)たち警備隊が反乱を起こし島を爆破していく。傷ついた島民たちに代わって、芸人たちは誰の無茶ぶりでもなく自分たちの意思で、さらわれたマヤ(山下リオ)、シン(福山翔大)、タンジ(勝地涼)を救出に向かう!そして、すべてを終えた芸人たちが元の世界へ戻るためには、島に伝わる笑いの神器を使って、新たな笑いを生み出す必要があるらしいのだが…。一体その方法とはどんなものなのか? 一方、この不思議な本を読み終えた古書店の店主(内村光良)とアルバイトの琴音(高山一実)の前には、謎の男が現れるのだった。