邦子(宮崎萬純)が映画女優にならないかと誘われた。蝶子(古村比呂)は、学生の頃、いつも自分が学芸会で主役を演じていたことを思い出し、結婚していなければ自分だって女優になっていたかもしれないと、すこし悔しくなる。そこへかつての恩師・神谷容(役所広司)が、童話に載せる詩に曲をつけてほしいと頼みにくる。結婚していても仕事ができることが嬉しい蝶子は、はじめての作曲を引き受けることにするのだが…