昭和8年。蝶子(古村比呂)は妊娠8か月を迎え、夫・要(世良公則)は劇場の演奏の仕事に就いていた。滝川の父・俊道(佐藤慶)の専門は産婦人科だ。そこで母・みさ(由紀さおり)は、8カ月の妊婦が注意することを俊道から聞き出し、蝶子に手紙で伝えてやることにする。一方、蝶子は子どもが生まれたらアパートが手狭になると考え、引っ越しの準備を進めていた。ところが要が突然、劇場の仕事を辞めてしまう。