蝶子(古村比呂)は野々村家のミシンを借りて、頼まれた洋服づくりをはじめる。そこへ国松連平(春風亭小朝)が現れ、最近、田所邦子(宮崎萬純)のようすがおかしいとぼやく。夜の銀座で言い争いをしたかと思ったら突然泣き出し、だいぶ荒れているらしい。蝶子が邦子の家をたずねると、邦子はまだ情緒不安定のままで、蝶子が結婚に逃げたと批判しはじめる。モデルとして売れていても、邦子はひとりで生きることに疲れ切っていた。