蝶子(古村比呂)が音楽学校を卒業し、野々村家でささやかな宴が催される。結婚した後は蝶子も要(世良公則)のアパートで暮らすと聞き、泰輔(前田吟)の妻・富子(佐藤オリエ)は寂しさのあまりがっくり肩を落とす。式の日取りは5月21日に決まった。蝶子は両親の出席を望むが、一度は音楽に娘をとられ、今度は音楽家にとられてしまう…。そう思うと、俊道(佐藤慶)の心境は虚しさと切なさで一杯だった。ところが式は…