蝶子(古村比呂)は邦子の実家に赴き、邦子の母・久子(寺田路恵)に邦子の近況と言づてを伝えるのだが、久子は邦子のことは死んだものと思って諦めたと、肩を落とす。続いて頼介(杉本哲太)のもとを訪れた蝶子は、生活が苦しいなら父・俊道(佐藤慶)や石沢嘉一になぜ相談しないのか、と問い詰めるが、頼介は返せるあてのない金を借りるわけにはいかない、と頑な姿勢を崩さない。