久々に帰省した蝶子(古村比呂)は、両親に向き合い、月々の仕送りの礼をいう。ところが父・俊道(佐藤慶)はまだ上京を許しているわけではないと、頑な姿勢のままだ。一方、母・みさ(由紀さおり)は娘のより一層たくましくなった姿が嬉しくてたまらない。夜、夕食の席で、石沢嘉一(レオナルド熊)から彦坂頼介(杉本哲太)の暮らしが苦しくなり、馬も売り払ってしまったと聞いた蝶子は、心配をつのらせるのだが…