蝶子(古村比呂)はついに家を出る決意を固めた。叔父・泰輔(川谷拓三)の家に下宿することを決め、荷物を送り、汽車の切符も買った。そのことを父・俊道(佐藤慶)に報告し、音楽学校への入学願書に署名と捺印をしてくれるよう、最後のお願いをする蝶子だったが、俊道はやはり許そうとしない。東京行きが近づいたある日、蝶子は頼介(杉本哲太)に会いに行く。そこで蝶子は頼介の自分への想いに初めて気付く。