落語の常打ち小屋作りの必要性を頭では理解しつつも、心ではいまひとつ実感できなかった喜代美。しかし、内弟子の勇助が一生懸命にけいこする姿を見て、改めて「落語を未来に伝えていきたい」と思うようになります。そんなとき、小浜の母・糸子から「父の正典が塗箸(ぬりばし)で賞をもらった」という知らせが届き、喜代美は久々に小浜に里帰りします。