小浜に引っ越してきた喜代美は、転校した小学校で同姓同名の同級生・和田清海と出会います。学校で一番頭が良く、かわいくて人気者の清海に対して、地味な喜代美は、なにかと脇役扱いされるようになります。一方、和田家では、いまだに祖父・正太郎と父・正典が和解できずにいました。ある日、祖父の工房から流れてくる不思議な声にひかれて、喜代美は工房につい上がりこんでしまいます。