妻に先立たれて12年。京都に住む永田和宏74歳(歌人・生物学者)は妻・河野裕子が残した結婚以前の日記を読み、青春時代に妻が2人の男を愛し苦悩していたことを知る。 妻に先立たれてから12年。京都に住む永田和宏74歳(歌人・生物学者)は妻・河野裕子が残した結婚以前の日記を読み、青春時代に妻が2人の男を愛したことで苦悩し葛藤していたことを知る。永田が向き合うことになった妻の真実。70歳を過ぎて日記に心を動かされ、自らの青春をたどり直し、残りの人生を新たな気持ちで生きていく永田の姿を京都の四季の中に追う。