太平洋戦争中、米国で日系人収容所に入れられ、市民権を放棄して帰国した父。息子は父の死後、父が市民権回復を求めていたことを知る。父に何があったのか?息子の心の旅。 川手晴雄さんは父の死後、遺品から一通の手紙を見つけた。父は日本からアメリカに移住した日系2世。戦後アメリカから帰国したとだけ聞いていた。手紙はアメリカの弁護士に宛てたもので、市民権回復を求めるものだった。父は戦時中、強制収容所で過酷な運命にさらされていた。日本人として日本で生きたはずの父がなぜ、市民権回復を求めたのか?川手さんはその理由を探すため、真珠湾攻撃から80年の節目にアメリカに渡った。