香川が遺したメモリーカードは、国家を揺るがすほどの、ある重大事件の報告書であった。全文書の解読を急ぐ兎沢たち刑事部と、それを消し去ろうと暗躍する志水・曽野たち公安部。そんな対立の中で、再会した志水の冷酷な姿にショックを受けた兎沢であったが、どこかでまだ、かつての上司を信じようとしていた。しかし、坂上の調査によって志水が自分の娘の死に関わっていたことを知らされ、愕然とする。