谷口(桐山漣)が自分と新見(斎藤工)のミスを看護師のせいにしたことから、谷口と直美(真飛聖)の仲は険悪に。直美は、大病院では、医師―看護師の間に目に見えないヒエラルキーが存在する、と祐太(草なぎ剛)に話し、医師への不信感を露わにする。
そんな折、直美の娘・葵(大出菜々子)が病院に現れた。葵は直美の離婚した夫に引き取られていたが、再婚する父親に反発して家を飛び出してきたらしい。直美は職場に転がり込んできた娘に戸惑い、研修医のいる医師控え室に預ける。谷口や下田(八乙女光)は迷惑顔。瑞希(水川あさみ)は、まだ11歳ながら生意気な葵にあ然とするばかりだ。
一方、祐太は、患者に肺炎の兆候があると直美に指摘され、再検査を行う。その結果、患者はマイコプラズマ肺炎を罹患していたと判明。このことから祐太は、医師と看護師は連携するべきだと痛感。直美をカンファレンスに出席させ、医師だけで行われているカンファレンスに今後は看護師も参加させたいと提案する。だが、賛同したのは森下(田辺誠一)だけで、ほかの医師は聞く耳を持たず、提案は却下されてしまう。佐伯(松平健)の「医師がナースと同じ土俵に立つ必要はない」という言葉に傷ついた直美は、いたたまれず部屋を出て行く。
その夜、夜勤の直美に代って葵の面倒をみた祐太は、母親と一緒に暮らしたい葵の胸の内を察する。だが葵は、直美が裕福な父親に娘を託した事情を子どもながらに理解し、「仕方ない」とあきらめていた。そんな葵に祐太は「そうやって割り切れるほど、大人になる必要なんかない」と言い聞かせる。
翌日、