患者とのコミュニケーションを深めようと、入院患者全員に朝の挨拶回りを始めた祐太(草なぎ剛)。そんな中、すず(ミムラ)が祐太の勧めで森下(田辺誠一)の治療を受けることになった。診察にあたった森下は治療の不安を取り除こうと丁寧に話を聞き、すずを安心させる。そんな森下の患者に対する姿勢に、祐太は尊敬の念を抱くのだった。
翌日、祐太は新見(斎藤工)から挨拶回りを禁止されてしまう。祐太が「何でも相談に乗る」と言ったせいで、患者たちが下田(八乙女光)ら研修医に使い走りを頼んだり、病状の悪化を勘ぐったりと、苦情が殺到しているというのだ。瑞希(水川あさみ)から「私の患者には近づかないで」と釘を刺され、森下からも「研修医はまず仕事を覚えるのが先」と叱咤されて落ち込む祐太。
そんな折、祐太は瑞希が担当する糖尿病患者・桑原拓真(徳井優)に出会う。腹部の痛みを訴える桑原に祐太は診察を勧めるが、入院を長引かせたくない桑原は拒否。早く退院したいために、桑原は担当医に痛みを隠しているのだった。
別の疾病を疑った祐太が桑原のカルテをチェックしていると、それを見とがめた瑞希から、激しく抗議を受ける。祐太は、桑原が瑞希に何も相談できないとこぼしていたことを告げ、信頼関係が築けていないと指摘。プライドを傷つけられた瑞希はさらに逆上する。
その夜、祐太は入院費が払えず病院から逃げ出そうとする桑原に遭遇。桑原は祐太の制止を振り切ろうとするが、激しい痛みに倒れてしまう。桑原は腹部大動脈瘤破裂を起こしていたが、祐太と森下の迅速な対応で危険な状態を脱した。