紺野祐太(草なぎ剛)は東央医科大学病院・総合内科病棟の新人研修医。ある出来事をきっかけに勤めていた大手企業を辞め、医学部に再入学。37歳でようやく研修医となったが、同期の若い研修医、沢村瑞希(水川あさみ)、下田健太郎(八乙女光)、谷口篤志(桐山漣)の中では異色の存在だった。
勤務初日、祐太は内科トップの佐伯毅彦教授(松平健)、腎臓内科の森下和明准教授(田辺誠一)ら医師が治療方針を話し合うカンファレンスのやり方に意見し、指導医の新見悟(斎藤工)から注意を受けるはめに。ようやく初日を終えた祐太は、恋人の葛城すず(ミムラ)からの「無理はしないで」という温かいメールに励まされる。
翌日、祐太は患者の多田(北村総一朗)の妻(岩本多代)から相談を受ける。多田は脳出血の後遺症で口から食事を摂ることが困難になり、チューブで胃に直接栄養を送れるようにする「胃ろう造設」の手術を受けることになりそうだが、それでは普通の食事ができる日を楽しみにリハビリに励む夫がかわいそうだというのだ。担当医の新見は手術を決めていたが、祐太は回復の見込みを調べたいと反対。佐伯が自ら診察すると約束して祐太をなだめるが、回診で多田の病室を訪れた佐伯はろくに診察もせず、新見の判断に任せると言い放つ。祐太は思わず佐伯に食ってかかり、森下に呼び出されてしまう。
思い悩んだ末、多田に飲食テストを行おうと考える祐太だが、多田が誤嚥による肺炎を起こす危険もあった。そんな折、病院を訪ねてきたすずに「祐太さんらしくがんばって」と励まされた祐太は、多田に危険を説明したうえでテ