木下圭介(豊川悦司)は、病気のことを愛娘の美雨(芦田愛菜)に打ち明けた。しかし、治らない病気だとはどうしても言うことができず、薬を飲んでいればすぐに治ると嘘をついてしまう。小学校が夏休みに入った。圭介は、夏休み中も規則正しい生活を送るよう美雨に話した。その際、圭介は、病気のことは中村富美夫(蟹江敬三)や千恵子(丘みつ子)らに言わないよう口止めをする。
ラジオ体操に出かけた美雨は、友だちの新井小太郎(高木星来)から四葉のクローバーのキーホルダーを見せられる。四葉のクローバーは“魔法の葉っぱ”で、4つ集めて願い事を書いた紙にはさんでおけばどんな願い事も叶う、と聞かされ驚く美雨。
家に戻った美雨は、図鑑で四葉のクローバーを調べ、そのページに「父ちゃんのびょうきが早くなおりますように」と書いた紙を挟んで、探しに出かける。圭介は、富美夫には腹痛だと言って病院へと向かう。診察の後、圭介は、主治医の古賀豊(安田顕)に仕事のことを相談した。古賀は、初期段階である現在は仕事を続けることも十分可能としながらも、このまま続けていくためには職場の理解と協力が必要だと告げる。
一方、アカネ(中谷美紀)は、炎天下の中で四葉のクローバー探しに夢中になっている美雨を見かける。美雨から事情を聞き、一緒に探し始めるアカネ。そのころ、中村産業に、アカネの夫である西脇拓哉から電話が入っていた。拓哉から話を聞いた富美夫は、アカネに連絡して、いますぐ戻るよう命じた。美雨は、アカネと別れたあとも、必死で四葉のクローバーを探し続けていた。が、風に飛ばされた帽子を追いかけようとした美雨は、急にめまいを起こし・・・。