激戦の中、なんとかギルガメス艦から脱出したゴウトたちであったが、今度はバララント艦隊に捕らえられてしまう。そこでゴウトたちはフィアナと再会する。しかしその間にも戦闘は続き、もともと数に劣るバララント軍は敗勢となり、ロッチナはキリコを収容して、退却を指令する。 その時、突如として惑星クエントから無数の火球が打ち上げられてきた。両軍の艦隊が次々と消滅していき、残されていたのはキリコたちが乗り込んだ小型連絡艇だけであった。ゴモルの時と同じく、クエントの自動防衛機構が働いたことを悟るキリコ。その非常事態を知ったバッテンタインは、バララントに対して非公式に共同調査を申し入れるのだった。 しかし、キリコたちの艇の前に、戦闘宙域の外から様子を見守っていた、秘密結社の母艦が現われる。抗う術もなくキリコらは捕らえられ、キリイの前に連行されてしまう。そこでロッチナは初めて、秘密結社の最高幹部がかつてギルガメス軍において旧知であるキリイ元少将であることを知る。そしてすべての役者が揃った時、キリコ、ロッチナ、キリィの脳裏にまたも謎の意志が呼びかける。 そして、母艦は何処へと向かい出す。ワイズマンと名乗った、謎の意志に従い……。