補給基地跡で対峙するキリコとイプシロン。キリコには戦意はなかったが、イプシロンの闘志を癒すためか、望まぬ戦いに応じる。だが、乱戦の中、基地の弾薬庫が誘爆を起こした。秘密結社のAT隊は全滅し、キリコとイプシロンの機体は地下へと落下した。探索隊を出したロッチナは、二人が瓦礫の下に閉じ込められたことを知ると、ただちに救出を命じる。 思いがけず、キリコとイプシロンは地下の暗闇で二人きりになってしまった。互いに武器を失い、心ならずも力をあわせて出口を探す二人。そんな中、イプシロンはキリコに疑問を投げかける。お前はなぜ戦うのか、何故プロトワンをフィアナと呼ぶのか、と。そのイプシロンの問いに、自分が答えを持ち合わせていないことに気づくキリコ。イプシロンはPSの誇りにかけて、キリコが自分やプロトワンとは異質な存在だと否定する。しかし、それでもキリコの常人離れした異常な戦闘力は認めざるを得なかった。 やがて、バララントの救援部隊がキリコとイプシロンを発見する。二人は決着をつけるべく、再戦を約して別れていく。ゴウトたちは約束通り解放されるが、フィアナはキリコとイプシロンの戦いの行く末に、恐れを抱くのであった。