包囲された治安警察ビルの中で、小惑星リドでの出会い以来、ずっとキリコのことを見ていたと語るプロトワン。キリコもまた、小惑星リドでの事件を思い出す。そこへ治安警察の署員が現われ、居場所を知られてしまう。イスクイとボローはウドの街のバトリング選手らを集め、特権を与えるとの約束のもとにキリコらを攻撃させる。手練れのバトリング選手たちの前に、キリコとプロトワンは苦戦させられる。 一方、バッテンタインに対して支援を要請していたロッチナは、イスクイらが元ギルガメス軍将校であったことを知る。リド襲撃事件の全容と素体の行方を知る人物として、イスクイの捕獲を指令するバッテンタイン。 本部ビルの下層へと降りていくキリコとプロトワン。バトリング選手たちが行く手を阻むが、キリコたちの敵ではなかった。だが、待ち構えていた治安警察の攻撃によって、プロトワンはATを破壊されてしまう。機体から放り出されるプロトワンに駆け寄りながら、「フィアナ!」と叫ぶキリコ。それが自分につけられた名前だと思い、喜びをあらわにするフィアナ。思わず発した自分の言葉に戸惑いつつも、キリコはフィアナとともに、地下鉄道へ向かって走り出す。しかし、あと一歩と言うところでキリコのATも破壊され、二人は引き離されてしまう。駆けつけたゴウトらに救われるキリコであったが、フィアナを連れ出すことはできなかった。 その頃、ウドの街にメルキア軍のAT降下部隊が上空からの奇襲を開始しつつあった……。
Name | Type | Role | |
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Jinzō Toriumi | Writer | ||
Renji Kawabata | Director |