季節は移り、梅雨に。リクのテントに住人たちが集まってきた。テントを建てた場所には、いかだ的機能のあるモノ(ノアの方舟的な)が隠されているというのだ。時折、ここでの生活を荒らしに来る輩がいるので、その準備だと言う。村長やニノからいざという時は「みんな一緒だ」と仲間意識を強調されたリクだが、家族や共同体体験のない想いを抱えていることにも気づいていく。