This episode is about the fateful incident in which Kahori rents a summer house in North Kiyosumi. She wants to spend time alone with Yoshimori. Yoshimori discovers the whereabouts of his mother. Hiromu really begins to become suspicious of his wife. When his suspicions are realized, he decides to punish his wife. The end of this episode is very strong and emotional.
乙女が原の星空の下、せきを切ったように想いを伝えあい、抱き合った柴田理森(豊川悦司)と人妻・町村かほり(夏川結衣)。それを見ていた秋本美紀子(永作博美)は、自分も失恋に傷つきながら理森に「お母さんをさらっていった人と同じ事をするつもり?」と忠告する。理森の母は21年前、理森の兄が交通事故死したあとで父と理森を残して男と消えてしまったのだ。かほりへの思いと現実のはざまで揺れ動く理森の心。理森を慕うかほりの子、誌織(鈴木杏)も遠ざけねばと冷たくあたる。その誌織が持ってきたクッキーに、鍵とメモが入っていた。逢いたくても逢えない、切羽詰まったかほりがアパートの一室を借り、そこで逢おうというのだった。迷いつつ、一度は鍵を返す理森。
ただならぬ様子に前から気づいていた父・憲史(前田吟)は、母から理森あてにずっと仕送りが続いていたこと、居所もわかっていたことを話す。父と母と男の関係を、自分とかほりの夫・綿貫広務(佐野史郎)とかほりに照らし合わせて考える理森。かほりに逢って話そうとするが、広務はすでにかほりが自分に内緒でアパートを借り、そこで誰かと逢引きしようとしていることをつきとめてしまう…。
広務は誌織を一人で東京の学校に入れると言い出す。絶望感に打ちひしがれるかほり。母親と娘を離れ離れにさせてはいけない。理森を強い衝動が襲った…。