亡くなる二週間前、入院中の石川勲(高橋長英)は、ナースの彩香(川上ジュリア)と談笑しながら、自分の撮った1枚の写真に目を奪われた。一人で写る彩香の背後に、ぼんやりとした煙のようなものが写っていたのだ。その後、石川は置きっぱなしにしていた例の彩香の写真のさらなる異変に気付く。ぼんやりと写っていた煙のようなものが琉奈(夏帆)の顔に変化していたのだ。ゾッとする石川は写真を何度も捨てるが、なぜかそのたびに手元に戻ってきた。 琉奈の親友である愛美(高田里穂)の上司、ディレクターの斑目和也(鈴木一真)は、かつてお化け屋敷と呼ばれていた隈川病院について調べるため、石川のもとを訪ねる。元カメラマンの石川は、数年前自身が撮影した旧病棟の心霊写真が原因で仕事を失くしていた。