直季(木村拓哉)を襲い、人気のない雑木林に連れ込んだ国府(陣内孝則)は掘った穴に直季を埋めようとした。狂気の表情で「助けて欲しければ、これ以上俺を探すな」と迫る国府に、直季は死の恐怖から助けて欲しいと懇願する。 だが、数日後には再び中華街で春絵(横山めぐみ)を見張る直季の姿があった。直季は敬太(ユースケ・サンタマリア)と合流し、15年前の殺人事件を担当したという福島県警の元刑事、小椋(佐川満男)と会うことになった。 その刑事が克明に事件当夜のことを思い出し語り進むうちに、直季と敬太は国府犯人説に疑問を持ち始める。 何故、実那子は一人だけ生き残ったのか?犯人は恐らく実那子も殺すつもりだった。しかし、突発的な事態が起こり逃げざる得なかった。そして、その突発的な事態というのが、国府が現れてしまったことなのではないかと。 小椋は後日、面会で会った国府が別人のようになってしまっていたことを話し、「同じように、恐怖という牢獄につながれている人間がいる」といっていたことを思い出す。真犯人にたいする国府の復讐心は、その時芽生えていたのだ。 直季達は、犯人の逃走経路である隣の教会を訪れる。 そこで、外国人神父のフランコから事件直後の不可解な出来事を聞きだすことができた。ある日匿名の信者から『マリア様に光をお与え下さい』のメッセージと共に二百万円がポストに投げ込まれたという。 逃げる途中、マリア像に返り血を浴びた姿を見られた犯人は、懺悔の思いで金を届けたのだ!直季は直感した。拘留中の国府にそんなことができるはずもない!真
Name | Type | Role | |
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Nozawa Hisashi | Writer | ||
Kensaku Sawada | Director |