直季(木村拓哉)は福島・御倉から東京に戻ってくる。敬太(ユースケ・サンタマリア)は実那子が少女時代に森に埋めたというタイムカプセルについて聞くが、直季は、子供のガラクタだったとごまかす。実那子(中山美穂)に対しても、実の父の写真を見たことを言おうとはしなかった。 ある朝、輝一郎は実那子が居なくなったことに気付き、直季のアパートのドアを叩く。携帯電話の電源は切れていた。実那子は「殺人の前科があるかもしれない女だから、あなたを不幸にするかもしれない」と言っていたことを思い出す。 実那子は故郷の御倉に戻ることによって、記憶の鍵を開こうとしている! 二人は、咄嗟に実那子の行き先を確信し、後を追いかける。 御倉にやって来た実那子は、まず廃墟と化した殺人現場の生家に立った。隣接する教会を見やり、なんとか記憶の糸を手繰り寄せようとする。 その時、直季と輝一郎が実那子のもとにやってきた。 「何も思い出せない・・・」悲しい表情を浮かべる実那子に輝一郎は、「無理やり思いだすことはない」と優しく言う。 落ち込む実那子を輝一郎は、励ますように自分が通っていた大学の学生寮に連れていった。実那子の姉と国府(陣内孝則)のことを話す輝一郎。実那子は国府と姉との恋のキューピットだった。もし自分が事件の日この町に居たら国府を止めることをできたはずだと、輝一郎は悔やしそうに語るのだった。 実那子の家族が眠る墓地を訪れた三人は、墓前に置かれたバイオリンの楽譜を見つける。国府がここにやって来たことを知る三人。「もし自分が犯人だったら、その時
Name | Type | Role | |
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Nozawa Hisashi | Writer | ||
Kensaku Sawada | Director |