◆石北本線、宗谷本線編<市川紗椰> 網走駅から出発する市川さん、まずは駅構内にある老舗喫茶店で熱々のナポリタンをいただきます。昔ながらの味わいに心も体も温まります。 石北本線を西へ。車窓には凍った網走湖でワカサギ釣りを楽しむ人々がたくさんいます。車両は常紋トンネルを抜け、遠軽駅でスイッチバックを行い、終点の旭川駅に到着。 駅構内にある人気の麺屋さんにお邪魔し、ボリューム満点の焼きそばをいただきます。地元の製麺所が運営するお店だけあって麺の美味しさに驚く市川さん、二玉分の麺をペロリ。 翌朝は広大な丘陵地で有名な美瑛へ。辺り一面銀世界の絶景を体感しました。その後は宗谷本線に乗車し北へ向かい、塩狩峠を抜けると、車窓には原野を力強く蛇行する天塩川が映ります。やがて車両は荒涼としたサロベツ原野を抜けると利尻富士の姿が。 終点稚内駅ではミシュランビブグルマンに掲載された駅前のラーメン屋さんにお邪魔します。塩ラーメンをいただいた市川さんは、その澄んだ優しい味に「このスープで顔が洗いたい!」と絶賛。 ◆函館本線、千歳線、日高本線編<土屋礼央> 土屋さんは函館を出発。北海道新幹線で廃線予定の「山線」に乗車。車内はニセコに向かう外国人観光客の多さにびっくりの土屋さん。 山深い車窓を楽しみ小樽で下車して、ご当地麺“あんかけ焼きそば”に舌鼓。ごま油の香りともちもち麺に箸がとまりません。 翌日は札幌を経由し、千歳線で苫小牧へ。途中、支笏湖の秘湯へ立ち寄り、極楽気分を味わい旅の疲れを癒します。苫小牧ではご当地麺の“カレーラーメン”を堪能。病みつきになるスパイシーな味に感動しました。 続いて日高本線に乗車。車窓に広がる荒涼とした風景に息をのみます。鵡川駅で下車し、2015年の自然災害により廃駅となった旧静内駅へ移動。 日高を愛する店主が提供するのは名産の昆布をたっぷり使った“こんぶラーメン”。その深い味わいに思わず唸る土屋さん。廃駅となっても新たなお店によって人々が集まり、活気づく様子に元気をもらいました。 冬の北海道ならではの雄大な景色と絶品の麺、お楽しみに!