鼓田ミナレ(小芝風花)は、次回の番組ディレクションを麻藤兼嗣(北村一輝)から任された南波瑞穂(原菜乃華)に、番組宛てに届いた相談メールの企画を提案される。それは、2年前から部屋に立てこもりを続けている26歳の長男の悩みを聞き出して欲しいという母親からの相談だった。行政やNPOに相談するべき内容なのに、ド深夜のぶっ飛んだラジオ番組に相談する時点で怪訝に思うミナレは後ろ向きだが、「面白そう!」とまるで麻藤が乗り移ったかのようにノリノリの瑞穂に押し切られ、渋々ミナレは立てこもり青年とのネゴシエーションへ向かうことに。 立てこもり青年・多野潤一(橋本淳)は、亡き父の再婚相手である義母の多野深雪(遊井亮子)と義妹・多野衿子(菊地姫奈)と3人暮らしだということがわかる。どこかフワフワして変わっている深雪は全く潤一のことを気にする様子もなく、実は、やたら義兄を心配する衿子がラジオに相談メールを送ってきていたことが判明。衿子の案内で潤一の部屋に行くが、潤一は呼びかけにも返事をせず、ドアの隙間からメモで返答をしてくる始末。手強い立てこもり相手に、ネゴシエーター・ミナレは果敢に挑んでいくが、やがて立てこもりの裏には、家族の問題が浮上して――!