優秀な内科医・真壁陽子(稲森いずみ)。仕事も家庭も全てが完璧だと思っていた陽子はある日、夫・昂太(吉沢悠)に浮気の気配を感じてしまう。陽子にウソをついて、毎日仕事帰りにどこかへ寄っているようなのだ。 まさか昂太に限って…動揺しつつも普段通り夕食の支度を始める陽子に、昂太は帰って来るなり「知り合いの店に顔を出してくる」と言ってまた出掛けようとする。地元の名士・佐倉徹郎(矢島健一)から、妻がオープンしたレストランにぜひ来てほしいと招待されたらしい。佐倉の妻・美南(七瀬なつみ)は陽子の患者で、昂太のマフラーに付いていた髪の毛と同じ長さと色をしている。胸がざわつく陽子は、「一緒に行こうかな」と、不安を抱えながら昂太の後について行く。 店に着くと、やはり昂太の様子が妙だ。佐倉夫妻を前にひどく緊張しているし、招待されたと言ったのに、佐倉の方は昂太に覚えがないようで…。一方の美南は陽子の来店に「陽子先生!来て下さったのね!」と大げさに喜んでいる。美南がさりげなく昂太の体に触れたのを、陽子は見逃さない。 そんな中、陽子は店内で意外な人物に出くわす。患者の吉野芽衣(結城モエ)だ。普段は近くのバーで働く芽衣は、この店で短期のバイトをしていると言う。陽子は芽衣が睡眠薬を欲しがっていたことを思い出し、薬と引き換えに、芽衣にある頼み事をする――。 ついに明らかになる夫の情事!目を疑う驚愕の事実が、陽子を奈落の底に突き落とす!!
陽子(稲森いずみ)が夫・昂太(吉沢悠)の不倫の確証をつかんだ翌日、陽子のクリニックに理央(優希美青)が現れる。陽子は不倫に気付いていないフリをして、微熱を訴える理央を淡々と診察し、対する理央も自分の不倫相手が昂太と隠しながら情事を赤裸々に明かす。張り詰めた空気の中、次第にイラ立ちを隠せなくなる陽子は、やがて検査の結果、理央が昂太の子を妊娠していることがわかる。 その衝撃の事実を知った陽子は心に乱れを感じたまま1日を過ごすことになる。そして仕事帰りに芽衣(結城モエ)のバイト先のバーに立ち寄るが、彼女はなかなか現れずに欠勤すると連絡があったと店員に言われる。陽子は何か芽衣にあったのでは?と心配になり、彼女の家に駆け付けると、そこには意外な人物が待っていて…。 そしていよいよ妻が夫を問い詰める!夫が語るのはウソか真実か!?運命のとき!!
陽子(稲森いずみ)は理央(優希美青)の中絶手術が決まったことを知り、全てを終わらせるために昂太(吉沢悠)を問い詰める。正直に浮気を認め、一時の過ちとして終わりにしてくれたら、時間はかかるかもしれないが許したい。だからウソだけはやめて…。そんな陽子の切なる願いもむなしく、昂太の返事は――「何それ?」。素っとぼけた上に、疑われて傷ついたのは自分の方だと陽子を責める。俺には陽子だけだ…疲れてるんだよ…陽子はがんばり過ぎるから…見え透いた言葉を並べる昂太の声は、もう陽子の耳には届かない。こいつは……クズだ! 絶対に許さないと決意した陽子は、佳奈子(内田慈)に電話をかけ、理央の妊娠を昂太に伝えるよう指示を出す。佳奈子から妊娠を伝え聞いた昂太は慌てて家を出て理央のマンションに向かう… 一方、陽子は相談相手を求め、義母・由紀(松本留美)を見舞う。由紀の病状が悪化していると聞いてやるせない思いの陽子は、ベッドの上の由紀から、自分がいなくなっても昂太のそばにいてあげてほしいと頼まれて複雑な心境に――。 しかしその裏で、夫と愛人はある約束を交わしていた!怒りに震える妻はついに復讐へと動き出す!!
陽子(稲森いずみ)は、昂太(吉沢悠)の友人で会計士の基樹(内田朝陽)とホテルで落ち合う。自分に気がある基樹の前に、一段と美しく着飾って現れる陽子。全ては夫に復讐するため…陽子はついに後戻りできない選択をするのだった。 そして基樹と会っている間、陽子は昂太の元に佳奈子(内田慈)を送り込み、昂太の動向を探らせる。幼なじみの佳奈子に気を許す昂太は、「金の悩みが尽きない」と愚痴をこぼしながらも、次の映画に大口のスポンサーが付くから大丈夫だと自信ありげで…。
陽子(稲森いずみ)の助けになりたい芽衣(結城モエ)は、マンションの前で昂太(吉沢悠)と理央(優希美青)が激しく口論する様子をカメラに収める。しかし陽子に報告しようとした矢先、康生(犬飼貴丈)に見つかってしまう。芽衣の行動をずっと探っていた康生は、昂太と理央の関係にも気付いているようで…。 翌日、陽子の元に、芽衣が報告にやって来る。康生とのことは心配いらないと気丈に振る舞う芽衣は、「あの2人、終わるんじゃないかな」と、昂太と理央の破局を予見し、陽子の心は複雑に揺れる。一方、芽衣の予想通りに理央から別れを告げられた昂太は、平常を取り戻したかのような態度になる。それぞれの思いが交錯する真壁家には、久しぶりに穏かな時間が流れ…。
陽子(稲森いずみ)は義母の死をきっかけに昂太(吉沢悠)との離婚を考え直すようになる。さらに芽衣(結城モエ)の話では、理央(優希美青)は堕胎手術を受けて昂太と別れるつもりらしい。大切な息子・凪(宮本琉成)のためにも昂太を許し、やり直す決心をする陽子。 そんな陽子に思わぬ災難が降りかかる。ネット上に、陽子に対する誹謗中傷コメントが書き込まれたのだ。パワハラ、モラハラ、誤診、患者への脅し…さまざまなコメントがSNSで拡散され、収拾がつかない。陽子は「事実無根」と否定するが、院長・高梨(半海一晃)から、事態が収まるまで休暇を命じられてしまう。
陽子(稲森いずみ)は一旦、昂太(吉沢悠)を許そうと思ったものの、終わったと思われた理央(優希美青)との関係がまだ続いていたことに失望。もう絶対に許さないと心に決め、昂太を連れて理央の実家・佐倉家に乗り込む。 何も知らない佐倉徹郎(矢島健一)と妻・美南(七瀬なつみ)は陽子たちの突然の来訪を驚きつつも歓迎し、ちょうど実家に戻っていた理央もいるので、食事を共にしようと誘う。理央は陽子の大胆不敵な行動にイラ立ち、昂太は動揺を隠せない…。そんな2人に、陽子がついに鉄槌を下す!昂太の映画に多額の出資をしている徹郎に、昂太の会社が倒産寸前であることを暴露!「どういうことだ?」と徹郎に詰め寄られて慌てふためく昂太を尻目に、今度は昂太と理央の不倫、さらには理央の妊娠さえも暴露する!徹郎と美南は言葉を失い、昂太は頭を抱え、理央は我を忘れて取り乱し…食卓は一気に修羅場と化す!そして陽子は、ネット上に自分への誹謗中傷コメントを書いた、ある人物の元へ反撃に向かう――。
夫を自分の人生から排除しようとする陽子(稲森いずみ)は、離婚の条件が書かれた書類と離婚届を昂太(吉沢悠)の元に送りつける。家も財産も息子・凪(宮本琉成)も全て陽子のもの…その要求に、昂太は納得できずにイラ立ちを募らせる。一方、芽衣(結城モエ)は睡眠薬を服用していることを康生(犬飼貴丈)に気付かれてしまう。「お前、あの医者に使われてるんだな」…陽子への仕返しを考えていた康生は、ほくそ笑んで理央(優希美青)と昂太の元に押しかけ、陽子と芽衣の関係を暴露する! 離婚の条件をひっくり返そうと昂太が陽子のクリニックに乗り込んでくる。離婚書類へのサインを求める陽子に対し、家も出て行かないし凪も渡さないと反論する昂太は、院長の高梨(半海一晃)に陽子の不法行為を告発!薬と引き換えに患者を使って自分を尾行させていたこと、患者の恋人にケガをさせて脅迫していたことを…「正常だとは思えない」…凪の親権を得るために陽子を狂人扱いする昂太。危機感を抱いた陽子は、クリニックを飛び出し、凪の元へ急ぐ――。
陽子(稲森いずみ)は凪(宮本琉成)を連れて思い出の海を訪れ、決意も新たに2人で歩んで行こうとするが、「今のママは好きじゃない」と凪に拒絶されてしまう。自分よりも不倫した昂太を選んだ息子・凪の前で、陽子は医療用のハサミを握り締め…。 自宅に戻った陽子の姿を見て、昂太(吉沢悠)はただならぬ気配を感じる。陽子の手には包帯が巻かれ、服には血が付いているからだ。「凪はどこだ?」…胸騒ぎを覚える昂太に、「もう終わり。凪には会えない。悪いのは全部あなた…」と陽子。その手に握られた髪の毛を見て、昂太はさらに動揺する。まさか凪の…?恐怖と不安に襲われる昂太に向かって陽子が叫ぶ「私は絶対に許さない!子どもを失って地獄を味わって!」…驚愕の一言に昂太はパニック!「うわあああああー!」感情を抑えきれない昂太が陽子の首に手をかける!! 妻と夫の最後の戦い!苛烈な復讐劇…愛憎の果てに夫婦がたどり着いた先は…!衝撃の最終回!!