陽風台クリニックの副院長を務める内科医・真壁陽子(稲森いずみ)は、夫と息子と3人で、誰もがうらやむ幸せな家庭を築いている。陽子自身の美貌と名声もさることながら、同い年の夫・昂太(吉沢悠)は映像制作会社を経営し、若々しいルックスに優しい性格、ベッドの中でも結婚当初と変わらず陽子を愛してくれる。小学生になる息子・凪も明るく素直に育ち、自分の人生は完璧――そう陽子は思っていた、昂太が札幌出張から帰って来るまでは――。