廉(泉澤祐希)は一時帰国の際に里奈(堀田茜)と二人きりで会い、学生時代のような心地よい友情が蘇るのを感じていた。シンガポールに戻ると、美月(美山加恋)が子作りを迫って来る。夫婦になったなら当然……と思いながらも、積極的になれず、結婚式を終えてからも、その気持ちは変わらなかった。日常から逃げるように、廉は大学時代のサークルの仲間が開いたパーティーに参加すると、里奈の友人・森未祐(渡辺早織)から、「里奈はもう旦那とは“したくない”みたい」と聞かされる。里奈が幸せではないと知った廉は、二階堂(武田航平)への怒りがこみ上げる。パーティー後、廉は突然里奈から「廉の泊っているホテルに行きたい」と言われ、その瞬間、長年の想いがあふれ出して…―。
様々な試練を乗り越えて、ようやく結ばれた里奈(堀田茜)と廉(泉澤祐希)。金沢と東京の遠距離であったが、二人の交際は順調だった。この幸せをずっと続けるためにも、里奈は廉に頼るだけでなく一緒に歩いていけるような自分になろうと決意し、忙しい育児の中、公認会計士の勉強を始める。 しかしある日、里奈は廉が知らない女性と連絡を取り合っているのを知ってしまう。 心がざわめく中、アメリカにいるかつての同僚の海斗(陳内将)から、日本へ一時帰国すると連絡がきて…―。
育児に勉強に頑張る里奈(堀田茜)を見て、廉(泉澤祐希)はもっと頼れる存在にならなければと、これまで以上に仕事に打ち込む。互いを思うがゆえ、里奈と廉は本音を言い合えずにいた。些細なことからすれ違っていき、ついに里奈は「もう一度、友達に戻った方が良いかもしれない」と言いだす。廉は里奈の気持ちが分からず、戸惑うばかりだった。そして廉は、ついにある決意をする。不器用な二人の恋の結末は…―。