男に突き飛ばされた美園(石井杏奈)を助けようと階段から落ちた詩(吉谷彩子)は頭を打ったことで脳に異常をきたし、虚ろな状態へ陥ってしまう。 そんな中、伊崎(上杉柊平)のもとへ伊崎の母・綾子(春木みさよ)から父が危篤状態にあるとの連絡が入る。詩を連れ病院へ急ぐ伊崎だったが、到着してまもなく父は息を引き取る。その夜、実家で父の遺影を選びながら涙を流す伊崎を目にし、失っていたはずの感情を動かされ伊崎を抱きしめる詩。その後、綾子と二人きりで話すことになった詩は、愛を受けて育った伊崎が羨ましいと自らを比べながら、過去にいとこである美園(石井杏奈)ばかりを可愛がっていた母・夕子(高橋かおり)との確執について話すのだった。