詩(吉谷彩子)を目の前に、全て自分が仕組んだことだとついに告白した美園(石井杏奈)。 18年前、不審者から詩を助けようとして怪我を負ってしまった美園に「美園のためだけに生きる」と約束していた詩。そう約束を結んでいたはずの詩が自分の思い通りにならないことは、美園にとって詩の裏切りなのであった。 小学生の頃、美園は母親の献金により実力が伴わないにも関わらず塾の特進クラスへ入ることとなる。努力ではなく弱みにつけこむことで人はどうにでもなると子供ながらに悟った美園。しかし献金によって入ったことを知った周囲の生徒から、美園はいじめの対象となってしまう。そのことを詩に言い出せず、みんなと仲良くやっていると話す美園に対し「私は美園の味方だから、いつでも話を聞いてあげる」と口にする詩の姿は、心の底で本当は見下しているのだろうと幼い美園に強い憎しみを抱かせるのであった。