楢林は複数の架空預金を解約し1億円を元子に渡した。元子が札束が入ったバッグを楢林に持たせタクシーを拾おうとしていると、偶然にも楢林の知人である医学進学ゼミナールの理事長・橋田と鉢合わせする。元子が勝利に酔いしれる一方で、楢林は市子に元子への協力を問い詰め、市子は必死で詫びる。楢林の妻は1億円程度で済んでよかったと話す。金を受け取らず、楢林の病院に戻ることを決意する市子に、元子は怒りを向け、なじるのだった。その夜、カルネに橋田が訪れる。