フレイムドラゴンとなっての必殺技もベルゼバブの空間歪曲能力によって、自らが浴びることになってしまったウィザード。ついに変身を解除、晴人(白石隼也)はその場に倒れ込み、動けなくなってしまう。高笑いのベルゼバブはゆっくりと晴人に近づき、とどめを刺そうとするが、その時強烈な攻撃を浴びてしまう。
凛子(高山侑子)の「やりたいことやれば?」という言葉に目覚めてしまったユウゴ(篤海)=フェニックス。ワイズマン(声・古川登志夫)と決別し、思うがままに暴れてやる。あふれんばかりの魔力を放出するフェニックスに、凛子は瀕死の重傷を負う。
フェニックスの大きく広げた炎の羽から放たれた攻撃に圧倒されるウィザード。ドラゴンスタイルからの必殺技も通用せず、もはやこれまでか、と思われたが、そこへビーストが飛び込んできた。俺に食わせろ、とフェニックスに向かっていくビーストに助けられる形となったウィザードは、傷ついた凛子(高山侑子)を救出。自らも危機を脱出する。ただ、ビーストは魔力のパワー不足もあり、フェニックスにあっけなく蹴散らされてしまうのだが…。
いつものようにドーナツ屋へとやってきた晴人(白石隼也)と瞬平(戸塚純貴)。ふと見ると、何やらおめかしし、ご機嫌の仁藤(永瀬匡)が。店長(KABA.ちゃん)によると、なんと凛子(高山侑子)と待ち合わせだとか。凛子からのデートのお誘い、と思い込み、ウキウキの仁藤。しかし、現れた凛子は仁藤に一人の老婆を紹介する。 「ば、ばーちゃん!」。 なんとその老婆は仁藤の祖母・敏江(山口果林)だった。
人質にとった瞬平(戸塚純貴)の身柄と交換に、仁藤(永瀬匡)の祖母でゲートの敏江(山口果林)を差し出せ、と要求するグレムリンとワータイガー。瞬平か、敏江か、どちらかを選べるわけがない。晴人(白石隼也)や凛子(高山侑子)は怒りを露にするが、自らがファントムになって仁藤=ビーストのエサに、という敏江は自分の身を差し出せと訴える。
ファントムが現れず、一人愚痴る仁藤(永瀬匡)の前にかわいい女子高生が現れた。だらしなくやに下がる仁藤と目が合い、女子高生は逃げるように去っていくが、仁藤はふとあることを思い出す。以前、自分を騙した女ファントム、ミサ(中山絵梨奈)だ!なんで女子高生の格好なんだ?と首をかしげながらも、チャンスとばかり後を追う仁藤だが…。
「会えてうれしかったわ…真由」。 ウィザードとビーストを一蹴したメデューサは変身を解除。ミサ(中山絵梨奈)は悠然と真由(中山絵梨奈=二役)に近づいていく。そんなミサに姉の美紗の姿を重ね合わせ、喜びのあまり、思わずミサに近付こうとする真由。「あれはファントムよ」という凛子(高山侑子)の制止すら振り切ろうとするが、ミサは姿を消してしまう。
メデューサ=ミサ(中山絵梨奈)の双子の妹・真由(中山絵梨奈=二役)も晴人(白石隼也)と同じ魔法使いになる資格を持った人間だった。魔法使いにするため、真由を連れ去った白い魔法使いは何を考えているのか。一抹の不安を抱く晴人とコヨミ(奥仲麻琴)だが、それはファントムのミサも同じ。しかし、ワイズマン(声・古川登志夫)は「構うことはない」と、ミサにこれまで通りの行動を指示する。
ウィザードがドラゴタイマーを発動し、グレムリン、スプリガン、グールの攻撃に対応。なんとかゲートの中本(有薗芳記)を守りきることに成功。しかし、仁藤(永瀬匡)のビーストリング、ドライバーは奪われたまま。どこにあるのかもわからない。
ソラ(前山剛久)が、強力な結界を断ち切り、鎖でつながれていたファントム、レギオンこと内藤(村田充)を解放した。レギオンは欲望のままに人間を襲うファントム。放っておけば、大事なゲートまでもが失われてしまう。さすがに動揺の色を隠せないワイズマンに、ミサ(中山絵梨奈)はレギオンの活動を阻止することを誓う。 しかし、内藤は早くも人間を襲い始めていた…。
ファントムのレギオンにアンダーワールドに侵入され、ドラゴンを倒されたウィザード。変身を解除した晴人(白石隼也)は、ウィザードライバーを失い「ドラゴンが…俺の魔力が…消えた…」とうめきながら意識を失ってしまう。
仁藤(永瀬匡)が高校時代の親友・土屋(松澤傑)と偶然再会した。その土屋の招きに応じて“自宅”にやってくると、なんとそこは手作りの小屋。中には高価なギターがずらりと並んでいるが、そのギターを購入するためにアパートを引き払ってしまったのだという。趣味のためなら家なんて…、と破天荒な土屋にどこかうれしくなる仁藤。しかも土屋は最近、日給100万円というアルバイトを見つけて面接に行くという。 「世界中のギターを買い占められる!」。 大はしゃぎの土屋を前に仁藤は…。
仁藤(永瀬匡)の親友・土屋(松澤傑)は「友情の証」とギターのピックを仁藤に渡して東京を去ると、他のゲートたちも東京を離れていった。ファントムのボギーも粉砕、これで6人のゲートがファントムに襲われる心配もなくなった。晴人(白石隼也)らもホッと胸をなで下ろす。
面影堂は今日も大騒ぎ。輪島(小倉久寛)が貼っているポスターに、そして仁藤(永瀬匡)と瞬平(戸塚純貴)が奪い合っている雑誌の表紙にも、共通するのはモデルの千明(新木優子)。どうやら知らない人はいないくらいに人気らしい。デレデレしている男性陣にコヨミ(奥仲真琴)も呆れ顔。
ファントム、アルゴスに襲われた人気モデルの千明(新木優子)を身を挺して守ったソラ(前山剛久)。そのまま湖に落ちたソラをウィザードは自ら湖に飛び込んで救出。結果的にはファントムを助けた晴人(白石隼也)だが、ソラが本当に人間の心を持ったままなら…。晴人は複雑な思いに揺れる。
「ファントムを生み出して体が残るなんてあり得ないよ」。 そんなソラ(前山剛久)の言葉が真実だとしたら、コヨミ(奥仲麻琴)の存在は…? 輪島(小倉久寛)に相談しても明確な答えを得られなかった晴人(白石隼也)は、かつてコヨミとさまよった森へと再び入っていく。
放火事件の容疑者とはいえ、逮捕させるわけにはいかない。ゲートの根本(平田実)を守るため、瞬平(戸塚純貴)はパトカーを奪って逃走。根本を逮捕しようと乗り込んできた凛子をも乗せて車を走らせる。
痛めた右ヒザをかばいつつ、セレクションへ向けてサッカーの練習をする和也(岸田タツヤ)。心配する恋人の直美(大谷澪)に好調をアピールするが、そんな2人の前にファントム、バハムートが現れた。
謎の男から指輪の制作を依頼された輪島(小倉久寛)だが、自分は晴人(白石隼也)の力になる指輪以外は作らない、と拒否。しかし、男は今回の指輪を作ることは晴人のためにもなる、という。言葉を失う輪島は、去っていく男に「何者なんだ?」と聞くが、ただ一言「笛木、とでも呼んでもらおうか」と言い残して「面影堂」を後にする。
1年前、笛木(池田成志)に言われるがままに指輪を作ってしまっていた輪島(小倉久寛)。今回もその“過ち”を繰り返してしまったと晴人(白石隼也)、コヨミ(奥仲麻琴)の前で頭を下げるが、人の命がかかっていると言われれば仕方がない。それよりも笛木は何を企んでいるのか。晴人は笛木を探し出し、直接確かめようとする。
「この手で倒してみせる…お姉ちゃんの命を奪ったあなたを!」。 真由(中山絵梨奈)は新たな魔法使い、仮面ライダーメイジに変身。怒りと共にミサ(中山絵梨奈=二役)に突っ込んでいく。対するミサもメデューサに変身、激しい戦いを繰り広げる。
何者かによって荒らされた部屋から、国安ゼロ課の木崎(川野直輝)が忽然と姿を消してしまった。パソコンも破壊された部屋には血で汚れた木崎の眼鏡が。笛木(池田成志)=白い魔法使いの仕業か。木崎に笛木探しを依頼していた晴人(白石隼也)は責任を感じる。
ゲートの作家・西園寺(須永慶)が10年間探していた少女、その名はコヨミ(奥仲麻琴)だった。名前だけでなく、はかなげな雰囲気からして間違いないと確信する西園寺。少女が落としていったというおもちゃの指輪を見せるが、コヨミは何も思い出すことが出来ない。
幼いコヨミが「パパ」と呼んで近寄った相手は、なんと笛木(池田成志)だった。 人気作家・西園寺のアンダーワールドで衝撃の事実を目撃した晴人(白石隼也)は、深い迷宮の森へと迷いこんでしまう。 なぜ、笛木はコヨミ(奥仲麻琴)を自分に預けたのか?そして、笛木=白い魔法使いはなぜ強引に譲を連れ去り、ゼロ課の木崎(川野直輝)を襲ったのか? 白い魔法使いは味方ではなかったのか…?
ファントム、セイレーンとの戦いを放棄し、白い魔法使いの使い魔ケルベロスの後を追ってしまったウィザード。そんな身勝手な行動に口をとがらせる仁藤(永瀬匡)に頭を下げる晴人(白石隼也)だったが、白い魔法使い=笛木(池田成志)がコヨミ(奥仲麻琴)の父親なのか確かめたいがために、譲(相馬眞太)のことも自分に任せて欲しいと告げる。
コヨミ(奥仲麻琴)が笑顔で「面影堂」の店先に戻ってきた。喜ぶ仁藤(永瀬匡)、瞬平(戸塚純貴)らだったが、実はひび割れて痛む手を手袋で隠し我慢しているだけ。一向に良くならない状態に、晴人(白石隼也)の不安は消えることはない。
なすすべもなくコヨミ(奥仲麻琴)を笛木(池田成志)に連れ去られてしまった晴人(白石隼也)。「面影堂」に戻り、仁藤(永瀬匡)らにすべてを報告、笛木=白い魔法使いがコヨミの父親であることを初めて明らかにする。父親ならコヨミを大切にするはず、と笛木を信じる晴人だが、仁藤は納得できない。それでも今はどうすることもできないと、ゲートの山本(川口真五)を守ろうと切り替える。
ワイズマンの正体は白い魔法使い=笛木(池田成志)だった。ミサ(中山絵梨奈)=メデューサを消し去った白い魔法使いは、ファントムを抑え込んだ山本(川口真五)に近づくと、「お前は魔法使いになる資格を得た」と強引に連れ去ってしまう。
山本(川口真五)は、晴人(白石隼也)の目の前で魔法使い=メイジに変身。笛木(池田成志)に操られるように晴人に襲いかかる。仕方なく晴人もウィザードに変身。メイジに立ち向かうが、山本を傷つけるわけにはいかないので力を出し切れない。対するメイジの力はウィザードと同等に進化。次第にウィザードは追い詰められていく。
「俺が最後の希望だ」。 サバトを阻止された白い魔法使いの前に現れた晴人(白石隼也)。なおもサバトを開くことに執念を見せる白い魔法使いの前でウィザードに変身。違う方法でコヨミ(奥仲麻琴)を救うと戦いを挑むが、白い魔法使いの力にかなうはずもなく、強烈な一撃に変身を解除。白い魔法使いは「お前ではコヨミを救えん」と、コヨミとともに消え去ってしまう。
コヨミ(奥仲麻琴)から「賢者の石」を奪い取ることに成功したグレムリン。傷つき、よろめきながらも、「石」を自らの身体の中へと埋め込むと、新たなパワーを得て生まれ変わる。野望達成へと大きく近づいたグレムリン。喜びのあまり笑いが止まらなくなる。
旅の途中、バイクを止めてドーナツを口にする晴人(白石隼也)の耳に「たすけて…」という子供の声が響いてきた。いったい、どこから?周囲を探し回る晴人は、大きな魔宝石を発見。思わず手に取り、のぞいてみると助けを求める子供たちの影が。次の瞬間、魔宝石は大きく膨れ上がると、晴人を飲み込んでしまった。
怪人たちを倒し、ホッとしたのもつかの間、突如現れたアマダム(田口トモロヲ)は少年(竜跳)とこよみ(SALA)を拘束。仮面ライダーの指輪を奪還する。