屋上から飛び降りる寸前の幹夫を救ったセブンこと福田七男(片寄涼太)は、長野命(江藤萌生)をオーディションの二次審査へ送り出す。またしても命の運命を元に戻せなかったセブンに対して、ゼロ(水野美紀)は決められた運命を狂わすことがどれだけ恐ろしいことなのか痛感させると言い放つ。七男が命と村西徹(後藤剛範)と共に清掃に向かったのは、村西が妻と出会った思い出の居酒屋だった。 妻・マナ(荒木まどか)に鼓舞された村西は、仕事を辞めて再び映画を作る夢を追いかけると宣言。夢に向かって歩き出す村西を快く送り出す命。しかし、村西が七男だけに語った衝撃の事実はあまりにも悲しく残酷なものだった…。決められた運命を狂わすことへの代償とは?
なんとか三次オーディションを突破した長野命(江藤萌生)。次の最終オーディションでどうしても着たい服があるという命を実家へ送り届けることになった七男(片寄涼太)。そこで、命には6歳下の妹・玉子(加藤しおり)がいることを知る。久しぶりに再会した命と玉子。しかし、ある事情により、命のせいで両親が離婚したと思い込む玉子は、命のことをひどく恨んでいた。 玉子から言い放たれる心無い言葉と冷たい態度にすっかり心が折れてしまった命は自信喪失し、オーディションを辞退するという。すべてはゼロ(水野美紀)の思惑通りに進んでいた。一方、七男は非運命分子のリーダー・天川(栗原類)から自分の死についての真実を聞かされる…。