派遣のアパレル販売員の知花(百田夏菜子)と漫画家アシスタントの悟(落合モトキ)は新婚ホヤホヤ。裕福とは言えないが、お互いを思い合い毎日を笑顔で過ごしていた。 そんな中、悟はちょっとした違和感を覚えるように。出かける約束をしたのに覚えていない?なぜか洗面所のタオルから卵を発見?会話をしててもすぐに話題が飛んでしまう?とは言え、悟にとっては気にならないレベル…だったのに知花が仕事をクビになったことで事態は大きく変わってしまう。 「私、発達障害かもしれない」 検査の結果、発達障害の特性があると分かった知花は主治医の宮野森(中田喜子)と共に自分の特性と向き合うことに。一方、障害という言葉の重さに動揺しながらも、悟は師匠のベテラン漫画家・野村萬坊(小倉久寛)や先輩の佐竹(徳重聡)に相談しながら知花を支えようとする。ところが、知花はそんなこと望んでいないことが分かったりして… ある日突然、大好きな人に「障害」があると分かったら?個性的な登場人物たちが織り成す、「しあわせの形」を探すすべての人に送る珠玉のラブストーリー。いよいよ開幕!
贈られたばかりの結婚指輪をなくしてしまった知花(百田夏菜子)。発達障害の特性のせいだと気にしないつもりの悟(落合モトキ)だったが、気持ちはモヤモヤ。知花も悟の本心を気にしてモヤモヤモヤ…。 そこに悟の同僚・河口(古川毅)が転がり込んできて大騒動に。同棲中の彼女・綾菜(阿部純子)とケンカしたというが、河口の自分勝手な言い分に漫画工房の佐竹(徳重聡)、ゆみ(結城モエ)は総スカンで。 似た境遇に駄目押しされた思いの悟は、指輪で出費続きを理由にいつもより仕事に打ち込んでみるものの根本解決には程遠く……。 そんな中、師匠の漫画家・萬坊(小倉久寛)から思いがけない問いかけが…。 「北山君。知花ちゃんのことちゃんと見てるかな?」 一方、知花もまた悟の気持ちが分からず、主治医の宮野森(中田喜子)に相談していた。そこで知花が言われたこととは!? 人の気持ちを理解するのは、障害があってもなくても難しい!「愛の試練」の第二話!
「漫画賞、目指しなさい」師匠の漫画家・野村萬坊(小倉久寛)の一言で急遽2週間の休みを言い渡される悟(落合モトキ)。代役として知花(百田夏菜子)が漫画工房でアルバイトをすることに。萬坊やチーフアシスタントの佐竹(徳重聡)から作業を褒められ「自分にも出来ることはある!」と勇気をもらう知花。悟も家で集中して漫画制作に入ろうとしていた。 そんな中、知花の両親が北海道から突然上京してくる。 母・夕子(中島ひろ子)、父・一雄(春田純一)はまだ知花の障害の事を知らない様子で……。ひょんなきっかけで告白することに。 飲み込めないままの夕子と一雄は、翌日も北山家に顔を出してくる。 親にとって子どもはいくつになっても心配なもの。しかしそれに輪をかけて知花の先回りをする夕子は、漫画工房の同僚のゆみ(結城モエ)、河口(古川毅)も若干苦笑いで。一方の悟は、漫画をよそに一雄にお付き合い。そこで知花がどんな子ども時代を過ごしていたか知っていき…… 「親子の距離感」は人それぞれ。ちょっと切ない第三話!
「荒川さんと発達カフェってところに行くの」 知花(百田夏菜子)から報告を受ける悟(落合モトキ)。発達カフェとは、知花と同じように発達障害の特性がある人が集まるカフェのこと。 早速、悟の同僚の荒川ゆみ(結城モエ)とともにカフェに向かう二人。ところが、知花は不注意で飾ってあったティーカップを割ってしまう。恐縮し、謝り倒す知花に店長の温田(水橋研二)と常連客のマッスン(吉田ウーロン太)は「ナイスです」と言う。 「僕たちはミスして当たり前ですから」 失敗を認めてもらえる空間を見つけ、心が軽くなる知花。一方、悟も知花にとって過ごしやすい場所が見つかり安堵。でも……ちょっと嫉妬したりして。 そんな中、発達カフェの客・桐島(窪塚俊介)が何かと悟に絡んでくる。 「知花と悟は別れた方がいい」 「どうせ分かり合えるはずはない」 やきもきしながらも桐島の事も受け入れようとする悟だったが…… 知花とは違う、別の特性を持つ人たちとの交流で浮き彫りになる新たな問題。諦めたらそこで試合終了!?とある”覚悟”の第4話!
「やっぱり、働きたい!」 知花(百田夏菜子)は、派遣の販売員としてアパレル職復帰に成功する。店長の加賀貴子(雛形あきこ)、副店長・青木由(中村加弥乃)、アルバイトの山田早紀(真凛)とともにセール期間中の短期契約で売り上げを伸ばすことに成功する。 一方の悟(落合モトキ)は、頑張る知花に恥じない夫でありたいと、気合を入れ、新作漫画を一晩で描きあげる。しかし師匠の萬坊(小倉久寛)どころか、後輩のゆみ(結城モエ)、河口(古川毅)からも痛烈なダメ出しを受けて……。 そんな折、漫画工房の先輩アシスタント・佐竹(徳重聡)が工房を辞めようとしている事を知る悟。子供のために夢を諦めるというのだ。 「やるだけのことはやった。だから次に進める」佐竹の覚悟に悟は自分の不甲斐なさを痛感し……。 その頃、アパレル店の店長・貴子は日々の業務に違和感を感じていた。床に落ちていた服。計算が合わないレジの現金。 由らスタッフにも不満が出ているようで…… そんな貴子には喘息を患う中学生の息子がいた。息子の大貴(佐藤結良)は友人たちに迷惑をかけたくないと、部活を辞めるつもりのようで…… 「働く意味」「働き方」は人それぞれ。 各々が社会の壁と向き合う第2章・アパレルお仕事編スタート!
アパレル店をクビになってしまった知花(百田夏菜子)は、店長の貴子(雛形あきこ)に自分が発達障害であることを告白し、何が悪かったのか聞く。 「普通に生きていくことをまだ諦めたくないんです」 そんな知花に貴子はある事実をつきつけて…。 一方、漫画工房では、佐竹(徳重聡)が子どものために、正式に工房を辞めることを決める。師匠の萬坊(小倉久寛)にはすでに伝えたという佐竹に、何も言えなくなるゆみ(結城モエ)や河口(古川毅)。悟(落合モトキ)はまだ一緒に仕事がしたいと佐竹に言うがそれが佐竹の地雷を踏む。「お前に子どもを背負う覚悟が分かるのか!」佐竹の心の叫びに悟は何も言えなくなり…。 貴子もまた事情を抱えていた。中2の息子の大貴(佐藤結良)が喘息を抱え、好きな野球を諦めようとしていたのだ。そんなある日、貴子の元に大貴が発作で早退した、と連絡が入る。店には副店長の由(中村加弥乃)がいたが、店長として職場をすぐには離れられない貴子に、たまたま目の前にいた知花は自分が大貴の様子を見てくると言い出して……。 「大変なのは自分たちだけじゃない! それぞれの事情が明らかになる、心が繋がる第6話!
知花(百田夏菜子)は、貴子(雛形あきこ)に代わって、喘息で苦しんでいた貴子の息子・大貴(佐藤結良)の看病に駆けつけた。貴子の母としての姿も垣間見て、温かい気持ちで帰宅する。悟(落合モトキ)と食卓を囲む中、漫画工房では佐竹(徳重聡)が子どものために漫画道をあきらめようとしていた話と重なり、ふいに子どもの話題になる。 知花との子どもが欲しいと言う悟に、知花は「お断りします!」とにべもなく断る。 ショックを受ける悟だったがその裏には思わぬ真意があり…。 一方、アパレルショップの貴子は、知花の発達障害を知った上でもう一度雇うと決める。 しかしスタッフの由(中村加弥乃)と山田(真凛)は難色を示して……。 知花は、主治医・宮野森(中田喜子)の元で、職場での悩みを吐露するが、そこで思いがけず知る宮野森の思いもあって……。 その頃、悟は、ついに新作漫画を描き上げるが、一番に読んだもらいたい知花の反応はまったく予想外のもので……!? いよいよ最終章!人は社会の中でどう生きるべきなのか。それぞれが人生の岐路に立つ第七話!
知花(百田夏菜子)をフォローしていた店長の貴子(雛形あきこ)が、倒れた。 副店長の由(中村加弥乃)からは、もう一緒に働きたくないと告げられるも、知花は必死に自分の出来ることを頑張ろうとしていた。 ところが、ある朝、突如、知花は体が動かなくなってしまい……。 さらに悟(落合モトキ)の元には、ある知らせが舞い込み、大きな人生の岐路に立たされて……。夫婦ふたりにとってのゴールとは……。 そして、知花の上司の貴子、漫画工房の悟の師匠・萬坊(小倉久寛)、先輩の佐竹(徳重聡)ら、そして発達カフェの友人たち。それぞれが何を選択し、どんな行動にうつすのか。 それぞれのしあわせの形に一つの答えが見えてくる、最終話!