<大正3年(1914)~大正4年(1915)> ・フランス・マルヌの戦い。塹壕戦が始まる ・日本が連合軍として参戦 ・日本が中国で権益を拡大 ・イタリアが同盟国を裏切る ・ベルギー・イープルの戦い ・オーストラリアとニュージーランドが参戦 <内容> 今回は、ヨーロッパで塹壕戦が始まり、戦争が泥沼化していく様子と、日本の参戦を紹介。 1914年の開戦から1か月、猛進撃を続けたドイツ軍がマルヌの戦いで、イギリスとフランス軍に敗れると進撃がストップ。ここから両陣営が塹壕を作り始めると、塹壕はどんどん延伸し東西800キロに及ぶ、西部戦線ができあがる。 第一次世界大戦を象徴し、毒ガスや戦車など新兵器が開発される要因となる塹壕。ヨーロッパで塹壕戦が始まるころ、アジアでは日本が参戦。日英同盟を根拠に、英仏露の連合国側につき、ドイツに宣戦を布告した日本。 中国にあったドイツ勢力圏の山東半島と、太平洋にあったドイツ領の南洋諸島の攻略を始める。あまり知られていないドイツ軍との戦いを詳しく見ていく。そして、放送日の8月9日は長崎に原爆が落ちた日。戦後80年、昭和100年にあたる今年、国際政治に詳しい岩間陽子さんと、軍事に詳しい小泉悠さんが何を思うのか尋ねる。