伝説的な由来をもつ叶家の娘・小夜子（岩田さゆり）が10年ぶりに街に帰ってきた。目を見張る美貌を持つ小夜子に学校中が色めき立つ中、遠野建設の社長子息・暁（池田努）と、その従弟・涼（松尾敏伸）もその例外ではない。 いつもの軽口で小夜子に話しかける涼に、近いうちに自分の家で暁と涼に会うことになる、と謎の微笑を浮かべる小夜子。実は暁の父・遠野一郎（下元史朗）は、小夜子との政略結婚によって叶家の財産を手に入れようと狙っていたのだった…。
叶家の広大な庭で開かれるお花見に誘われた暁（池田努）と涼（松尾敏伸）。表向きは“お花見”だが実際には小夜子（岩田さゆり）を政略結婚させるための催し。艶やかな着物で登場する小夜子。暁は浮子（北川弘美）に小夜子を紹介されるが、小夜子は見向きもせず涼のほうへと向かう。大勢の前で屈辱的な仕打ちを受けた暁は翌日、涼を使って小夜子を体育用具室へと誘い出す。現われた小夜子を我が物にして苛立ちを解消しようとするのだが…。小夜子の周りに不可解な事件・事故が頻発する！
小夜子から（岩田さゆり）屈辱的な扱いを受けた暁（池田努）が、今度は涼（松尾敏伸）に小夜子を襲わせようと計画する。久子（渡部彩）、小夜子をおびき寄せるのだが…。一方、遠野家から叶家に嫁いだ浮子（北川弘美）は遠野建設社長の一郎（下元史朗）の元へと向かい…。運命か？宿命か？うずまく欲望の中、小夜子の周りで再び事件が起きる！
大沢の一件で小夜子（岩田さゆり）への怒りに火がついた暁（池田努）。再び小夜子を襲おうと計画。暁の手下たちは手荒な手法で小夜子を廃屋に連れてくる。さすがの小夜子も今回ばかりは…。男たちの手が小夜子にかかろうとしたその瞬間…。不気味な鈴の音が人々を恐怖におとしいれる…。
大沢の死が学校中に広まる中、小夜子（岩田さゆり）の祖父がついに他界してしまう。じいさんが亡くなり、小夜子の父・靖（谷本一）はこれまで以上に浮子（北川弘美）に溺れ、体を求めてくる。靖から小夜子の出生に関する秘密を知らされた浮子は驚きを隠せない…。毎晩のように浮子を求める靖。小夜子を思い浮かべながらの情事に少々呆れ気味の浮子に靖はなにやら耳打ちをするのだが…。小夜子の魅力に取りつかれた者たちにまたしても天罰が下る！
暁（池田努）は態度を軟化させ、小夜子（岩田さゆり）と婚約することになった。 それに反対する涼（松尾敏伸）だが、小夜子にもその思いは届かず…。 暁はさっそく小夜子を遠野家に呼び出し…。 帰ってきた涼は、目の前で繰り広げられていた光景に愕然とする。 怒りと虚しさが涼の胸に交差する…。
涼（松尾敏伸）は小夜子（岩田さゆり）が6歳のときに男に襲われたことを告白され驚く。小夜子の過去に一体なにが隠されているのか！？ 涼は小夜子から涼の父は交通事故で亡くなったのではなく、暁の父・遠野一郎（下元史朗）によって殺されたのではないかと吹聴され動揺を隠しきれない…。事実を確認するため、涼は一郎に会って直に確認をするのだが…。 遠野家の家に潜む魔物たち…。 小夜子の色気に取り付かれた男に今夜も天罰が下る！
父・一郎（下元史朗）を刺し殺してしまった後、逃げ続ける暁（池田努）。そんな暁から涼（松尾敏伸）にだけメールが届き、涼は暁との密会の場へ。自首をすると言う暁だったが、次第にその怒りの矛先は小夜子へ向けられてしまう。 そして昼休みに教室へと向かった暁は小夜子（岩田さゆり）を…。 小夜子に手をかけようとする者、叶家の財産を狙おうとする者、すべての者たちに不幸が降りかかる！果たして彼らの運命は…！！
小夜子（岩田さゆり）が6歳のときに殺したはずの男が再び小夜子の前に現われる。執拗に付きまとう男。ついには小夜子の家にまで現われる！ 恐怖のあまり小夜子は気絶！ 目が覚めると目の前には…！！ 七夕の夜、小夜子は自分を恐怖に陥れる男への復讐を決意し…。 一方、涼（松尾敏伸）の夢枕には暁（池田努）が立ち…。
涼(松尾敏伸)の夢枕に再び暁(池田努)が立ち小夜子(岩田さゆり)への復讐をけしかける。涼はライフル銃を手に叶家へ向かい照準を小夜子に定めるのだが…。