警視庁捜査一課から左遷された西城英輔(福士蒼汰)は新たな配属先を訪れる。「特別犯罪対策企画室」と記された扉の先にいたのは、室長・山守美智代(木村佳乃)ただ一人。状況が飲み込めない西城は命じられるまま、とある雑居ビルまで山守を送り届ける。 車での待機を命じられたものの、ビルのエントランスまで出てきた西城は、羽生誠一(綾野剛)から声をかけられる。初対面のはずなのに西城の素性や経歴を知り尽くしていた羽生に薄気味悪さを感じる西城。 ビルの一室に集結した山守、羽生、牧原大志(千葉雄大)、明石リナ(高橋メアリージュン)、打本鉄治(田中要次)の5人。モニターに映し出されたのは、大規模都市開発プロジェクトリーダーの失踪事件のニュース。山守の一声で始動したアバランチが起こす行動とは?
山守(木村佳乃)は、半年前に転落死した夏川洋子(中島亜梨沙)の調査をアバランチメンバーに命じる。東南アジアの開発途上国支援に精力的に携わってきた彼女の死について、警察は自殺と断定。しかし、山守の調べでは不審な点やある大物政治家との関係が疑われていた。 夏川の身辺を調査し、永井慎吾(久保田悠来)というジャーナリストの存在を知った羽生(綾野剛)、西城(福士蒼汰)、リナ(高橋メアリージュン)は彼の自宅に向かうが、予想外の事態に遭遇する。一方、その頃、大山(渡部篤郎)は内閣情報調査室のエース・桐島雄司(山中崇)にアバランチについての調査を依頼していた。 そんな中、牧原(千葉雄大)はこの事件に対して、メンバーの中でもひときわ特別な感情を抱いていた…。
山守(木村佳乃)は、各界の超VIPが通う高級会員制サロン・悠源館を経営する黄月蘭子(国生さゆり)に狙いを定める。蘭子が隠し持つと言われる極秘情報が詰まった通称「Kファイル」を手に入れ、裏で糸を引く大山(渡部篤郎)をあぶり出そうと考えたのだ。 牧原(千葉雄大)でも手出しできないほどのセキュリティーが導入されている悠源館に、ホステスとして潜入することになったリナ(高橋メアリージュン)。ここ数年、ホステスが何人も不審死を遂げている悠源館に対し、リナはある特別な思いを抱えていた。 その頃、西城(福士蒼汰)からアバランチの真の目的を問い詰められた山守は、3年前に起きた事件について語り始める。その一方で、アバランチの正体を突き止めようとする大山の手が、山守のすぐそばまで伸びてきて…。