今回の取材対象は川越し人足(かわごしにんそく)。東海道の大井川など橋のない川で旅人や荷物を担ぎ、川を渡していた。1853年、駿河国、川越人足の竹蔵が仲間と一緒に近江屋のお慶と下女のゆかの渡河を請け負う。ゆかを肩車して川を渡る途中で、竹蔵がこけのついた石に足を滑らしてしまう。体勢を立て直し、無事に川を渡ることができたが、何と、高級なかんざしを落としてしまう。竹蔵たちは必死にかんざしを探すが…