ユーラシア大陸のほぼ真ん中に位置する国“ウズベキスタン”、そして極東の“日本”、二つの国には、共通するものがある。それは「仏教」。 実は、インドで発祥した仏教が日本に伝わるまでに、ウズベキスタンの地は仏教が広がる過程で大きな役割を担っていたのだ。 ところが7世紀頃、中央アジアでイスラム教が広がっていくにつれ、仏教は衰退し、寺院や仏塔は破壊、または放置され、その痕跡を砂塵の中へと潜めていった。 しかしいま、その砂塵の下に眠る“仏教遺跡”を発掘するべく、ウズベキスタンで奮闘している日本の研究者達がいた。 果たして、砂の下には何が眠っているのか?ウズベキスタンで行われている仏教遺跡の発掘現場に密着取材した。