源九郎一座の芝居が人気を呼んでいた。源九郎の息子・牛若は、一座 座頭・重兵衛らが仕立てた偽の息子で、牛若を座長にして甘い汁を吸おうとしていた。が、たくらみに乗らなくなった牛若に業を煮やした重兵衛は、源九郎殺しを企て、牛若と牛若の恋人・お静をも殺す。最後の力を振り絞ったお静は竜に仕事料を渡した。