成田(なりた)が開発した新しい義足(ぎそく)で勝(すぐる)の助走スピードは上がった。勝は、義足を信じるためのトレーニングを開始する。目標は1メートル90センチ。トレーニングを重ねて跳(と)べるようにはなったが成功率(せいこうりつ)が上がらない。成田は踏(ふ)み切りに課題があることを告げる。踏み切りの練習に集中する勝を見た愛(あい)は、勝がハンドボールで活躍(かつやく)していたころのことを思い出す。