見上げれば大空。周囲は四季折々の花や緑豊かな木々。今回の舞台は、東京・御茶ノ水駅近くにある病院の屋上庭園。病床数は800で、患者やその家族がこの庭園を訪れる。入院中の子どもを連れてくる家族。外の空気を吸いたいという松葉づえの男性。肺がんの手術を終えた70代の男性は、日の光を浴びたいとやってくる。命と向き合う病院の片隅、みんなここで、どんな時間を過ごしているのか。訪れる人たちの声に耳を傾ける。