穏やかな海に面した岩手・大船渡。舞台は、社員30人の小さな新聞社。創業65年、地元の人たちに親しまれ、気軽に会社に立ち寄る人も多い。今回はこの新聞社の紙面作りに密着する3日間。毎年3月11日に特集号を出していて、7人の記者たちは日夜、現場を走り回っている。その多くが地元出身で、自身も震災の影響を受けたという人も多い。どんな思いで地域と向き合い、どんな新聞を作るのか。その舞台裏を見つめてみる。