千葉・南房総の砂浜にちょっと変わった桟橋がある。東京湾にまっすぐ160m突き出ていて周囲には何もない。もともと大正時代に魚の水揚げ用として作られたが、50年ほど前に漁港が移転し、役目を終えた。それが今、隠れた人気スポットに。犬の散歩で毎日来る地元の人、職場を離れる同僚と送別旅行で訪れた3人組。ここが気に入り、越してきたという夫婦も。人をひきつける不思議な桟橋。みんな何を思って海を見つめるのか。