東京の都心から1時間で行ける“お手軽な山”高尾山の3日間。新緑の季節、山頂は都会のけんそうから逃れてきた人で大にぎわい。都心を遠くに眺めてビールを飲む人、遠足の子どもたち、じっとめい想する人…。しかし夜になると雰囲気が一変。ムササビが飛び交う暗闇に、ぽつりぽつりと人が訪れる。深夜に山頂を目指すカップル。暗い山道を一人歩く男性。「世界一登山客が多い」と言われる高尾山で、都会人たちの胸の内に耳を傾ける