広島に原爆が落とされた8月6日。テレビからは毎年おなじみの厳粛な平和式典の中継が流れる一方で、会場の周辺には世界中からさまざまな人が押し寄せ、思い思いの主張やパフォーマンスを繰り広げる。原爆をテーマにした歌を歌う若者たち、祈りをささげる宗教団体、観光気分の外国人旅行者、過激な思想を叫ぶ人々…。終戦から69年。川向こうに原爆ドームを臨む公園の片隅で、それぞれの平和の形を見つめる3日間。