「風呂場にナメクジが」「明日までにプラモデルを組み立てて!」助けを求める電話が夜通し鳴り響く、都内の便利屋。1日300件の依頼の多くは、以前なら家族や友達に頼めたような、ちょっとした事柄だ。「少しだけ話し相手になって」「思い出の店のケーキを買って来て」…。一人世帯の増加や近所付き合いの希薄化から、全国で急増中の便利屋稼業。一見とっぴな相談の下に隠された、現代日本人のリアルな願いとは?