バブル崩壊以降、すっかり定着した節約ブーム。少しでも出費を抑えたい人々が押し寄せるのが金券ショップ。年明けの池袋、3坪程の店を訪れる人は毎日400人以上。10円を節約するため、地下鉄の回数券を買いに来る派遣社員。36円安い商品券で、デパートの外食を楽しむ女性。一方で高額な商品券をまとめ買いする外国人の姿も。人々は節約の先にどんな幸せを夢見るのか? 小さな店先で考える、人とお金の物語。